中古の一戸建てを購入する際に準備すべきこと

新築と中古物件では準備しなければいけないことが違います。中古物件は物件ごとに購入後にかかる費用も変わってきます。そのため、準備できる予算や今後ローンで支払える金額はどれぐらいかをはっきりさせなければいけません。この他、中古物件ならではの注意点もありますし、支払いスケジュールも新築を購入する際と少し違います。どういう準備をしておかないといけないのか確認していきましょう。

物件を見学し、住めそうな状態か確認する

中古といってもその状態は様々です。リフォーム済みの物件では見た目は新築のようで、手続が済み次第すぐに住むことも可能なことが多いです。逆に、空き家になってそのままの物件もあります。そのままの物件では掃除以前に、リフォームをしなければ住むことが難しいこともあります。そうすると、購入してからはリフォームの手続き、支払い、工事などが入るので実際に住むことができるまで時間が空いてしまいます。どちらがいいのかはその人の予算などのニーズによるのですが、どちらにしても売買契約の前に物件を見学することが必要です。間取りや築年数、リフォームしているのかどうかは情報サイトや不動産屋が渡してくれる資料でも確認できます。

しかし、物件で傷んでいる所はどれぐらいあるのか、それは業者を呼んでの修繕が必要なのか、リフォームはどの程度できていて新たな工事は必要なのか、住めるまでにどれぐらいの期間が必要なのかは実際に見学しないとわかりません。自身のニーズに合っているのかを見極めるためにも見学の際に「すぐに住めるのか、住めるまでにどれぐらいかかるのか」を確認し、分からないことがあれば不動産屋さんにも質問してみましょう。また、物件の中の確認以外にも大切なことがあります。それがその物件の周辺情報です。駅やバス停からどれぐらいかかるのか、最寄りのスーパーや、最寄りの病院までどれぐらいかかるのかも生活する上で確認すべき情報です。

もし小学生以上の子供さんがいるならば、通う学校までの距離も知りたい所ですね。逆に小さい子供さんがいる家庭ならば保育所や幼稚園の場所も重要です。見学の際には忘れないように確認すべき項目をメモをしておくと安心です。

契約に必要な書類や手続きを把握する

購入したい物件が絞られてきたら、契約に必要な書類や今後の手続きの流れを把握しましょう。これも売買契約を結ぶ前に確認しておいた方がいいです。というのも、オーナーによって手続きが違いますし、必要な書類や、提出までの期限も違います。それはオーナーにも「いつまでに手続きを終わらせたい」といったニーズがあるからです。もしも気に入った物件があっても、こちらが手続きを少し後にしたい場合や、支払いを来月末まで待ってほしいと思っていても、オーナーが待てないならばその物件は諦めなければいけないかもしれません。

また、こちらが余裕をもって手続きを進めるためにも確認しましょう。では、実際にどのような手続きになるのでしょうか。売買契約したい物件が決まったら、媒介業者に伝え、購入申込書を記入します。この書類の中で、ローンに関する項目やこちらの希望もこの書類で伝えることができます。また、この申込書を提出してすぐは契約完了ではないので。万が一撤回したいとなったら撤回することが可能です。「申込証拠金」を求められる場合があります。これは契約意思を確認するためのもので、「手付金」とは別のものです。契約が締結した場合、手付金に充当されますし、もし契約撤回になれば返金されるべきお金です。

その後に住宅ローンの事前審査があります。住宅ローンを組む人は1~2週間程度で判定結果を見れます。オーナーからの申込書の受諾として「売渡承諾書」を発行します。それまでにこちらが提示した希望条件について話し合いが行われます。それらが解決し、お互いが納得する条件がはっきりしたら発行になります。そして重要事項の説明があり、そして正式な売買契約となります。契約後に、住宅ローンの審査が通った人はローンの申し込みもします。

どれくらいの予算が必要なのかを把握し準備する

予算は物件を決める上でとても重要な項目です。中古物件は販売価格だけをみると新築よりも安い事の方が多いですが、リフォームや工事費用を含めてどれぐらいかかるのかを把握しておかなければ、予想外の出費が増えてしまうかもしれません。なので物件購入費用以外で、大まかにでもその物件で住むためにどれぐらいの費用がかるのか知っておきましょう。まずは諸経費ですが、一般的に中古物件の総額の約10%が必要と言われています。例えば土地と建物合わせて2500万円の物件の場合、250万円前後が目安になります。その諸経費はどういった時に発生するのでしょうか。大きく4回に分けて発生し、契約した時、引き渡しの時、融資が実行されるとき、引っ越しの時です。

契約時に発生するのが印紙税です。契約書を作成するために必要な経費です。引き渡しの時には土地と建物の名義変更のために必要になります。融資実行の際にも経費が発生します。抵当権の設定のための手数料や保証料、火災保険などが考えられます。最後に引っ越し費用です。手持ちの家具などの移動で引越し業者を使えば数十万かかりますし、新しい家電や家具の購入を考える家庭も多いです。これらの諸経費の中には仲介業者への仲介手数料もいくらか含まれ、仲介手数料は業者によって変わります。なので、10%前後が目安とお伝えしましたが、新調したい家電や家具が多い時は特に、多めに準備できるように、また多くかかるかもしれないと心づもりしておきましょう。

このような諸経費以外でしたら、リフォーム代もニーズによって必要になります。十分今のままでも住めるという物件でも、新しい家ではキッチンを自分好みにしたいなどの希望も出てくるかもしれませんし、リフォームなしに住めない物件もあります。かかる費用について業者と相談し、万が一追加で必要な工事が出てきたときのために、予算にはゆとりを持つようにしましょう。

まとめ

中古物件は新築物件と違い、快適な住居として住むために確認すべき事項が多くなりがちです。購入を決める前にしっかりと確認事項について把握し、忘れず聞けるようにメモなどをして見学や相談に迎えるようにしましょう。そういったことを忘れなければ、ニーズや予算に合った物件選びができ、自分が希望している物件を購入することができるといえます。そのためには多くの物件をチェックしていくことも大切です。