新築の物件を購入するデメリット

  • 記事公開日:2018/12/31
  • 最終更新日:2021/09/01

家の購入を考える際に、新築と中古物件なら新築を選ぶ人が多いのではないでしょうか。やはり何でも新しいものというのは気持ちのいいものです。新築に住みたいと誰でも一度は思うものなのではないでしょうか。しかし中古物件を選ぶ人は、新築を購入するデメリットを考えてのことだと思います。そのデメリットとは一体どんなことなのでしょうか。中古物件のメリットと合わせて紹介していきたいと思います。

 

購入費用が高い

新築は何と言っても購入価格が高いです。全額現金で用意するという人は少ないと思います。ある程度の頭金を用意して、あとは住宅ローンを組む人が多いのではないでしょうか。その毎月の返済額を考えて、無理のない範囲で購入額を決めるかと思います。購入を考える年齢にもよりますが、購入価格はどれくらいのものが一般的なものなのでしょうか。

購入を考えたことがなかった人でも周りで家を購入して行く人が多くなってくると自分も焦ってくるものだと思います。大体家を購入する最も多くの世代は30代と言われています。金額は平均して3000万円代です。これはある程度の給料をもらっていて、自分たちが苦にならない金額を表していると思います。これよりも高いとやはり生活に支障が出てきてしまったり、安いものだと部屋の広さが狭いなど不満が出てきてしまうものになってしまうかと思います。これに対して中古物件を見てみましょう。中古物件では新築より2割~5割程度安くなっています。新築物件の平均金額が3000万円代に対して中古物件の平均金額は2000万円代です。中古物件だからといって内装など古い状態のままというわけでもありません。多くの場合がリフォームを済ませて販売しています。特別新しいものにこだわりがない限り中古物件でも満足のいくものだと思います。

なのであえて中古物件を購入するという人も多いのです。仲介手数料を抑えるという手もあります。新築物件でも仲介手数料はかかってきます。でもこの金額は全ての不動産会社で同じというわけではありません。中には無料というところもあります。家の購入は高額です。こういう身近で出来ることから費用のことを考えて行ってはどうでしょうか。

 

希望する立地を見つけにくい

人それぞれ希望する家の立地というのがあると思います。子供がいる家庭、将来子供と暮らそうと考えている家庭では家の周辺に学校があるかどうかを重要視してくると思います。通学が大変になってしまう立地だと子供がかわいそうと考えるのです。また主婦の人にとっては家の近くにスーパーがあるかどうかも重要となってきます。買い物は毎日のことです。あまりにも家から遠い位置にしかスーパーがないとなったら主婦は大変です。毎日遠くまで買い出しに行くことは不可能です。でも一番の立地条件は駅からの距離ではないかと思います。出かけるにせよ駅から近いのはとても助かりますし、人を招く際も招きやすくなります。また中でも仕事をしている人は駅から近いに越したことはありません。毎日の通勤のことを考えたら少しでも駅から近い方がいいに決まっています。こうしたいくつかの理由からも立地は重要です。

しかし売り出される新築一戸建ては立地が郊外が中心となっていることが多いのです。それには理由があります。駅前などの便利な土地のほとんどは、すでに建物が立っています。なので新築一戸建てを建てられる土地の多くは、郊外が中心となってしまうのです。郊外でも周辺の環境がよければいいという人はいいですが、駅が遠いのは困るという人は多くいると思います。また人気の学校となると学校近くも既に多くの建物で埋まってしまっているということも考えられます。子供のことを考えて学校近くではなくてはどうしてもダメという人もいると思います。

人気のスーパーも同様です。同じような考えで購入を考える人がいればすぐに売れてなくなってしまいます。なので新築一戸建ての購入を考える場合、こうしたデメリットが有り得るということを考慮する必要があるかと思います。

 

一部の設備は購入する必要がある

新築物件の大きな特徴の一つとして、設備が初めから全て揃っているわけではないということがあります。一部の設備は自分で購入する必要が出てくるのです。例えばエアコンです。ほとんどの新築物件の場合はエアコンは付いていません。付帯設備として別途購入しなければならないのです。エアコンは後々購入すればいいやと思いがちですが、エアコン本体の取り付け位置や室外機の置き場所なども考えて入居前もしくは入居と同時くらいに購入して取り付ける必要があるかと思います。

また照明器具も同様です。照明器具を取り付ける部分は用意されていますが、肝心な照明器具は自分で購入し取り付けなくてはなりません。照明器具がないのは住むにあたって必要不可欠なものです。なので決して忘れてはいけないものなのです。このようにほとんどの場合で新築物件は、エアコンや照明などの付帯設備を別途購入する必要があります。部屋の広さや部屋数も関係してきますが、費用も結構かかってきます。その点中古物件ではそのような心配がほとんどありません。エアコンや照明などの設備がすでに付いていることもあります。なので新たに自分で買い足す必要がないのです。

そのまま入居して快適に暮らし始めることが可能なのです。また大きな特徴として、過去の修繕歴などで品質を確認してから購入できる場合もあります。過去の修繕部分を書類や現物で確認できれば、どの程度の品質のものなのか、どの程度使っていけるものなのかを事前に確認することも出来るのです。大きな安心材料ではないでしょうか。新築物件で設備が全部揃っていないというのは、よく言えば全てを初めから自分色に染められるということです。それをどう受け止めるかは自分たち次第なのです。

 

まとめ

新築だからといって全てがいいというわけではありません。もちろんデメリットもあるのです。こうしたデメリットを考慮した上で購入を考えるべきなのです。しかしデメリットがありながらも新築の売買は数多くあります。売買されているのにはちゃんと理由があるのです。色々と考慮してからどうするか決めるべきなのではないでしょうか。