仲介手数料無料の不動産会社から新築一戸建てを購入して大丈夫?

  • 公開日:2020/06/27
  • 最終更新日:2020/06/26
仲介手数料無料新築一戸建て1

新築一戸建てを不動産会社から購入すると、通常は不動産会社への報酬として仲介手数料が発生しますが、場合によってはそれが0円になることもあります。ここでは仲介手数料無料の理由や、不動産会社選びのポイントなどを詳しく紹介していきます。

夢の新築一戸建てを購入するときには、住宅ローンを組むための費用や、新しい家で暮らすための家具や家電やカーテンなどを揃えるために多くのお金がかかることを認識している方は多いようです。

しかし、不動産会社への仲介手数料がかかることを知らない方は多く、知っていてもいざ請求されると、その額の多さに驚いたという方も少なくありません。その仲介手数料を無料にしてくれる不動産会社を、果たして信じていいのでしょうか?

仲介手数料の仕組み

仲介手数料とは、不動産売買を仲介した不動産会社に支払われる報酬で、仲介業務をメインにしている不動産会社は、収入の大半を仲介手数料で賄っています。

新築一戸建の売買を仲介するときには、営業活動として広告費や人件費などの経費がかかりますが、基本的には売買契約を成立させて仲介手数料を受け取らない限りは、不動産会社が得られる収入はありません。

仲介手数料の金額は

売買価格×3%+6万円+(消費税)=仲介手数料

新築一戸建てを仲介した場合に不動産会社が受け取ることができる仲介手数料は、上記の計算式で算出することができます。

この計算式が適用になるのは、不動産の売買価格が400万円を超える場合ですが、新築一戸建てが400万円を下回ることはまずありませんので、この計算式で簡単に仲介手数料を導き出すことができます。

仮に3,000万円の物件を仲介してもらった場合は

・3,000万円×3%+6万円+96,000円(消費税)=1,056,000円

100万円を超える仲介手数料を不動産会社へ支払うことになります。

新築一戸建ての建売住宅を購入する際には、仲介手数料以外にも「印紙税」「融資事務手数料」「ローン保証料」「司法書士への報酬」「登録免許税」「火災保険料」などの様々な諸経費が発生します。

住宅購入に必要な諸経費の総額はおおよそ6~9%前後といわれていて、3,000万円の住宅を購入する場合は180~270万円ほどになりますが、諸経費の中でも不動産会社に支払う仲介手数料が最も大きなウエイトを占めます。

仲介手数料を無料にするには

新築一戸建てを仲介する場合、不動産会社は売主を見つけなければ報酬を受け取ることはできませんが、買主と売主の両者の仲介ができれば、一方の仲介手数料を無料にしても利益を出すことが可能になります。

不動産会社では、取引を成立させるためにそれなりの営業経費をかけているため、やみくもに買主が適当に見つけた不動産会社に仲介手数料を無料にして欲しいと迫っても、交渉が上手くいく可能性は低いです。ただし、わざわざ勇気を出して交渉しなくても、仲介手数料を無料にできる方法は存在しています。

仲介手数料無料の会社を探す

建売業者などの、新築一戸建ての売主からの収入が確約されている不動産会社の中には、はじめから買主の仲介手数料を無料にしているところも少なくありません。

インターネットで「仲介手数料無料」というワードで検索すれば、新築一戸建ての仲介手数料を無料にすることを謳っている不動産会社を容易に見つけることができます。特に東京ならそのような会社はたくさんあって、他社で取り扱っていた物件の仲介手数料を無料にすることも可能となっています。

そのため、すでに気になっている物件がある場合でも、そのような不動産会社を見つけられれば、本来100万円程度もかかる仲介手数料を無料にできるかもしれません。

売主と直接取引する

新築一戸建てを購入する場合、仲介業者を通せば仲介手手数料が発生してしまいますが、直接売主から購入する形を選ぶと、そもそも仲介手数料を支払う必要がなくなります。

たとえ不動産会社を利用する場合でも、売主が不動者会社になっていれば、仲介業者は不在となるため、仲介手数料は発生しません。

土地の取り扱いを専門にしている不動産会社の多くが、建売事業を行っていて、東京にはそのような会社が数多くあります。

信頼できる不動産会社を図るポイント

仲介手数料無料新築一戸建て2

世間一般的に、不動産会社に対するイメージは決して良くないのが現状です。それは、バブル時代の悪徳地上げ屋のイメージが、まだ多くの方たちに強く残っていることが原因かもしれません。

しかし、時代が変わった今でも、地上げ屋は相変わらず存在していますし、詐欺行為を働いて高額なお金を騙し取る地面師なども、頻繁にニュース報道で取り上げられています。

残念ながら、不動産会社の中には関わらない方がいい悪徳業者がいることは確かなので、これから一生暮らすかもしれない夢の新築一戸建てを購入する際には、信頼できる会社を見つけて取引しましょう。

親戚や友人が取引した不動産会社であれば安心

インターネットを用いれば、今では多くの方からの評判や口コミを調べることができますが、その中には不動産会社自らが「やらせ」で出しているようなものも混ざっている可能性が0ではありません。その点、近しい友人や心から信頼のおける親戚などが、実際に取引したことがある会社であれば、安心して仲介業務を任せることができます。

不動産会社側も、顧客の紹介ということであれば、より誠実な対応を心がけてくれますし、親身になって相談に乗ってくれる可能性が高まります。

テレビCMなどでも知られる大手不動産会社なら安心

テレビCMにも頻繁に登場する知名度が高い大手不動産会社であれば、悪徳業者である可能性はなくなります。もちろん、大手であるからこそ地上げを行う場合もありますが、その行為自体が違法や強引な手法で行われなければ問題ありません。

大手不動産会社であれば、経営状態も容易に調べることができますし、それをしなくても信頼できる会社と判断できます。

もちろん中小零細企業の不動産会社の中にも、誠実に業務に取り組んでいるところはたくさんあります。大手でもなく知人がお世話になったこともない場合は、わざといろいろ質問を投げかけてみて、それに対してきちんと説明ができるどうかを確認してみましょう。

実際に面と向かって話をしてみるだけでも、ある程度の信頼性を図ることはできますが、素人にも分かりやすく、納得のいく明解な回答をしてくれれば、誠実な会社であることの大きな判断材料になります。加えて、経営状態やこれまでの実績も調べれば、安心して取引することが可能になります。

まとめ

仲介手数料は、不動産会社が不動産の売主と買主の間に入って契約を成立させたときにもらえる成功報酬です。新築一戸建ての場合は物件価格がそれなりに大きいため、仲介手数料も高額になります。ただし、不動産会社では基本的に契約を成立させない限りは、仲介手数料以外の報酬を受け取ることはできません。

唯一の収入源となる仲介手数料を無料にできるのは、不動産の売主からも仲介手数料を受け取ることができるからです。また、新築一戸建てを直接売主から購入する場合は、不動産会社を必要としないため、そもそも仲介手数料は発生しません。

仲介手数料無料の不動産会社を信用できるかどうかは、会社によって異なります。残念ながら不動産会社の中には、詐欺まがいの行為をして私服を肥やしているような悪徳業者も存在しています。

そのような業者に騙されないためには、近しい知人が取引したことがある会社や、知名度がある大手不動産会社などを選んで利用して、怪しそうな会社との取引は避けましょう。