東京での仲介手数料無料の不動産屋の見つけ方

  • 記事公開日:2018/01/27
  • 最終更新日:2020/01/30

東京は日本の中で最も人口密度が多いため、その分不動産の動きが最も多い場所です。不動産売買の激しい東京地区で、何を決め手とするかはそれぞれですが、仲介手数料を無料で提供している不動産屋も存在します。不動産は大きな買い物なのでできるだけ費用を抑えたいと誰もが思うでしょう。そんな仲介手数料無料の不動産屋を見つけるにはどうすればいいのでしょうか。注意点なども含めて紹介したいと思いますので是非参考にしてみてください。

まずはホームページをチェック!

東京は、国内で不動産屋の店舗数が一番多い街です。オフィス街などの人が特に密集している地域では、少し歩いただけでも数店舗目にするくらいです。そんな数多くある不動産屋の中から、仲介手数料が無料かどうかを確認するには、まず何をすればいいのでしょうか。まさか一店舗ずつ聞いて回るわけにはいきません。まずは各不動産会社のホームページからチェックしてみましょう。いまどきホームページを作っていない会社の方が少ないくらいなので、どこの不動産会社でも簡単に検索できると思います。ホームページは会社の顔、挨拶がわりの名刺のような存在ですので、様々な情報を得ることができます。

会社の概要、創業してどのくらい経つ会社なのか、どのような不動産を主に扱っているのかなど、その会社の雰囲気が汲み取れると思います。そんな中から今取り扱っている物件の一覧も確認できると思いますので、気になる物件の仲介手数料が無料かどうかをチェックすることができます。ですが、一件ずつ不動産屋のホームページを確認するのもちょっとした手間です。今は各地の不動産物件を統括している会社もあります。探している地域や必要条件を絞り込みながら物件を探すことができるサイトです。

不動産会社がどこかに関わらず、該当する物件を見つけることができますし、検索条件に仲介手数料無料を入れて検索すれば簡単に見つけることができるでしょう。そんな、不動産を統括している会社も一つや二つではないので、A社では出てこなかった物件がB社で検索したら出てきた、なんてこともあります。まずは統括サイトの中からいくつか気になる物件をピックアップし、その後でどこの不動産会社なのか、信用できるところなのか、良い物件なのかを掘り下げて調べていけばいいと思います。

実際に利用した人の口コミを参考にしよう

不動産は人生の中で最も高い買い物だと言われています。買う側も売る側も、なるべく損をせずにうまく取引したいと思うものです。その分、お世話になる不動産屋の対応というのは大事になってきます。ですが、不動産屋にお世話になる機会というものはそうそうあるものではありません。ほとんどの方が初めてになるのではないでしょうか。誠実な会社かどうかを判断するには難しいのが現実です。その会社を知っていたり、過去に利用したことがあるという人が身近にいれば安心ですが、なかなかそんな人にも巡り合えない方の方が多いでしょう。

そこで参考になるのが口コミや評判などのお客様の声です。こちらもネットで簡単に検索することができます。不動産会社のホームページの中にお客様の意見や声として体験談を掲載しているところもありますし、口コミサイトのようなところでまとめて閲覧することも可能です。今は口コミやレビューを参考に商品を選ぶ方が増えています。不動産売買に関しても同様のことが言えますが、全ての口コミ等が本当のお客様の声とは限らない、という注意点があります。ネットで買い物をしたことがあれば一度は経験があると思うのですが、「レビューや評価を書いてくれれば何々をサービスします」と、自ら評価を書くよう促してくる会社があります。

サービス欲しさによく商品を見ずに書いてる人もいるでしょうし、必要以上に良い評価を付けている人もいるかもしれません。不動産に関する評価にしても、やたらと同じ内容で褒めていたり、素人では分からないような業界用語ばかり使われていたり、あまり具体性がなく評価を良くしている内容などは気を付けて見ておいた方がいいでしょう。なるべく具体的で、満足した内容ばかりではなく要望や意見をきちんと書いてあるようなものを中心に見ていくと参考になるものが出てくるかもしれません。

仲介手数料だけでなくその他の諸経費もきちんとチェック

仲介手数料が無料になることにお得感を感じる方は多いと思いますが、不動産売買には他のも経費が掛かることを忘れてはいけません。購入する場合、売却する場合とそれぞれ掛かる諸経費がありますので、それぞれ説明したいと思います。まずは不動産を購入する際の経費です。契約時に必ず売買契約書を交わしますが、その契約書に貼る印紙代が掛かります。そして不動産登記に掛かる登記免許税、登記手続きをしてくれる司法書士へ支払う報酬なども発生します。住宅ローンを組むのであれば銀行などの金融機関へ支払う事務手数料、契約書に貼る印紙代、火災保険料や団体信用生命保険料なども掛かります。

他にも不動産取得税や固定資産税などの税金類が発生します。では売却時はどうでしょうか。売却時は、まず購入時と同様に売買契約書に貼る印紙代が発生します。売却時は不動産登記上、抵当権の譲渡などの変更が生じますので登記免許税、変更手続きをしてくれる司法書士へ支払う報酬も発生します。また、土地や建物を売却した場合は譲渡所得税という税金も発生します。このように不動産売買時には多くの経費が掛かります。

通常であればプラスして仲介手数料も発生します。それぞれの金額は売買価格などをもとに計算されたり、税金に関しては面積や年数で定められていたり、金融機関や司法書士への払う手数料はまちまちなので、一概にいくらくらいになるかは明記できませんが、仲介手数料を無料にできたとしてもそれなりの金額が発生するということは念頭に置いてください。印紙代や税金、保険料というものは無料にはできませんし、割引などのサービスも当然ありません。そうなると、やはり仲介手数料で調整するのが賢いやり方と言えるでしょう。

まとめ

売買競争が激しい東京都内では、仲介手数料を無料にすることで他社と競っている不動産業者が多くあります。他に不動産会社がないような田舎であれば他社に取られる心配もないので、強気で仲介手数料を提示してくるところもありますが、東京ではそうはいきません。数多くある不動産会社の中から優秀な会社を見つけられるように、ある程度自分で勉強しておくことも必要かもしれません。