家を買いたい!家を購入するベストなタイミングとは?

  • 記事公開日:2018/12/31
  • 最終更新日:2021/04/01

家を買いたい!という方への戸建て、マンションも含めて、購入のタイミング・準備・検討ポイントを説明しています。家の購入はいくらの住宅ローンが組めるかで物件が決まってくること、住宅ローンを組むための準備、物件を決める要素は現在ではなく将来、など購入に関する大切なポイントをお伝えしていますので、これからマイホームを購入検討している方には役立つ情報になります。

一般的に家はどの時期に購入すべきなのか

「家やマンションはどの時期に買うべきなのか?」は、非常に難しい問題です。その人により買いたい物件の価格も違いますし、年収も違うし、家族構成も違います。その中で、それぞれの条件で、どの程度の金額を借りることができるのか?いくらのローンの返済ができるのか?と言う視点に立つと、家やマンションを買うタイミングが見えてきます。

一般的なデータでは、家やマンションを買ったのは、子どもができたときが一番多く、次に結婚したときと、家族構成が変化したタイミングになっています、ローンの返済を考える上でもこの時期に買うのがベストなタイミングとして重なっています。ローンの返済を基本としたタイミングは、頭金の額、年収からの月々の返済金額、ローンの返済期間の3つを基本にそれぞれの購入可能金額をはじき出します。例えば、年収400万円の20%の80万円が年間の返済金額で月々に直すとおよそ6.6万円、頭金500万円で35年ローンを組むと購入可能金額は2,500万円となり、この金額までの物件を探すことになります。このときの35年ローンを最長として現在の定年年齢65歳から35年を引くと30歳までがベストなタイミングとなります。

もちろん、頭金がもっと多い少ない、月々の返済金額の多い少ないによりローンの返済期間も変わってはきますが、おおよそ一般的には30歳ぐらいでローンを組む、すなわち家やマンションを購入することがベストなタイミングと言われています。ただ、35年ローンはあくまでも最長での基準なので短い方が良いことに超しません頭金が多く用意できる、月々の返済額をもっと払えるとなればこの年齢は関係ありません、あくまでも目安として考えて下さい。

購入する前に準備しておくべきこととは

家やマンションを買う前に準備しておくことは、いろいろとあります。まずは、どんな家に住みたいか、これだけは譲れない条件、ここはしょうがないかなと譲歩できる条件などを家族全員で検討しておきましょう。その上で現実的に頭金をいくら用意できるのか、月々にいくらの返済ができるのかを検討します。どんな家を買えるのかは、どれだけの購入金額を用意できるのかとイコールになり、そしてこの購入金額は頭金と住宅ローンの借入金になります。

購入までにいくらの頭金が用意できて、月々の返済にいくら充てることができるのかがはっきりしていれば、購入できる家やマンションもはっきりしてきます。広くてゆとりのある家がほしいのならば、駅に近い地価の高いところは無理になり郊外の住宅地になるでしょうし、どうしても駅に近い立地条件が譲れないのであれば中古のマンションになる可能性もあります。それでも自分の希望を通したいのなら、頭金を貯める、返済金額を増やすしかありません。また,自分に合った住宅ローンを探すことも必要です。以前は公的な住宅金融公庫で住宅ローンを組むことが基本でしたが、現在は住宅金融公庫はありません、民間の住宅ローンが主流です。民間に移ったことにより競争が激しくなり、様々な住宅ローンが生まれています。長い年月には金利の差は大きく影響します。自分に有利な住宅ローンを見つけましょう。その他の準備には家やマンションを買った方からの体験談や失敗談を聞いてみましょう。

実際に体験した方の話にはリアルで、なかなか気がつかない大切なポイントなどを聞けるチャンスがあります。売る側、貸す側からの話でけでなく、買った側からの話を聞くことや、家やマンションの売買にはかかせない、仲介手数料が安く信頼できる不動産業者の情報なども積極的に集めましょう。

将来を見据えたうえで検討するのが大事

家やマンションを買うときには、現在だけでなく将来を見据えて検討することがとても大事です。まずは将来の返済金額の予定をシミュレーションしてみて下さい。人生は分からない物ではありますが、これから自分がどれだけ返済しなければならないかは理解しておかなければなりません。そのことが働く励みにもなりますし、努力にもつながります。

また、物件価格と現在のライフスタイルだけで物件を決めるのではなく、将来の家族構成を考えることも必要です。今は子どもと2人と4人家族だけれども将来はどうなるのか、子どもと同居したいのか?、子どもは独立することを前提とするのか?将来は両親との同居を考えているのか?などを慎重に検討することが大切です。その上で物件の間取り、立地条件、周辺の環境などを考え物件を決めることをお薦めします。また、このライフスタイルの変化の問題とは別に不動産物件には、資産価値が伴うことも頭に入れておいて下さい、これも将来を見据えることの一つになります。ご自分の将来のため、子どもの将来のために資産を残す。戸建てとマンションでは資産価値が大きく違います。建物は経年劣化によりどんどん資産価値が低下しますが、戸建てには土地が有り大きくは変動しません、そのために資産価値の高い物件を選ぶことも選択肢の一つとなります。家やマンションの購入は、ほとんどの方が一度限りとのデータもあります。

一生に一度の高価な買い物で、購入してからの変更には大変な努力を必要とします。失敗しないためには、購入後の返済のこと、ライフスタイルの変化、資産価値の3つをバランス良く考えることがポイントです。しっかりとこの先を見据えた上で購入する物件を決めて下さい。

まとめ

家やマンションを買う際のポイントである、購入のタイミング、準備、将来を見据えた検討などをお話ししてきました、不動産物件の売買はほとんどの方々にとって一生に一度の高価な買い物です、失敗しないためにもこのポイントをしっかりと理解し参考としていただければと思います。仲介手数料などの安く、本当に信頼できる不動産業者を見つけることがもっとも重要なポイントとなるといえます。