新築の物件を購入するメリット

  • 記事公開日:2018/12/31
  • 最終更新日:2021/09/01
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家を購入するのは決して安い買い物ではありません。なので誰だってより慎重になるのではないでしょうか。家というのはこれから生涯住み続ける場所になるかもしれません。なので長い目で見て検討しなければなりません。長い目でみて新築が中古物件よりも優れている部分はどんなところなのでしょうか。また税金面で優遇されるとはどういうことなのでしょうか。それぞれ詳しく調べてみたいと思います。

新築よりメンテナンスの費用が安い

一戸建て住宅は竣工から20年程度で大きな修繕、メンテナンスが必要になると言われています。そのメンテナンスにかかる費用は自分で用意しなければなりません。でもメンテナンスが今後必要になってくるなんてことは意外とみんな考えていないのではないでしょうか。でも長く住んでいけば必ずメンテナンスは必要になってきます。それが何十年も先のことだろうから今から考える必要はないと思ったら大間違いです。中古物件を購入したのなら尚更です。中古物件は確かに新築物件を購入するよりも金額が安いです。でも安いのには理由があるのです。それはメンテナンスの面から考えても同じなのです。しかし新築物件でもメンテナンスはいずれか必要になってきます。ではどんなところでメンテナンスが必要になってくるのでしょうか。

まずは外壁です。どうしてもカビやヒビ割れが起こってしまいます。見た目的にも悪いですし、放っておくと強度も落ち家自体に悪影響が起こってしまうかもしれません。またクロスの張替えも必要となってきます。時と場合によりますが、大抵の場合張替えをするとなると一部分だけではなく、全体的に行うことになるかと思います。そうなると結構な金額がかかってきます。あとはガスコンロやトイレのパッキンといった消耗品もメンテナンスがいずれかは必要となってきます。

このようにメンテナンスは必ず必要になってきます。しかし当たり前ですが新築は全てのものが新品です。なので中古物件よりもメンテナンスが必要になるのは比較的少なく済むでしょうし、購入して数年後に起こるということもあまりないのではないでしょうか。なので新築の方がメンテナンスの費用が安く済むのではないかと思います。

税金面で優遇される

家を購入するときには消費税の他にいくつかの税金がかかります。その税金には優遇制度が設けられています。まず家を購入するときの契約時にかかるのが印紙税です。契約書に印紙を貼り、印鑑を押すことで納税したことになります。家を購入するときには売買契約と住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)を結ぶのが一般的ですが、それぞれに印紙税がかかります。印紙税の税額は売買契約なら住宅価格、ローン契約なら借入額に応じて契約書の記載金額が決まります。また売買契約については2018年3月31日まで税額が1万円に軽減される優遇制度があります。この優遇制度には特に条件や必要な手続きはありません。

土地や建物を購入するときには所有権を登記しますが、その際に登録免許税がかかります。税額は土地・建物それぞれの評価額に税率をかけて計算され、住宅の床面積が50㎡以上であれば税率が軽減されます。ここでいう評価額とは住宅価格そのものではなく、固定資産税評価額のことです。また、住宅ローンを借りるときにも抵当権の登記に登録免許税がかかり、床面積50㎡以上なら軽減が受けられます。

家を購入すると、購入後からも毎年かかる税金があります。住所地の市町村が課税する固定資産税と都市計画税です。税額は評価額に税率をかけて計算され、税率は市町村により固定資産税が標準で1.4%、都市計画税が最高で0.3%です。住宅の場合、土地の評価額や建物の税額を軽減する措置があります。このように新築を購入すると掛かってくる税金は多くあるので、優遇制度を利用すべきなのではないでしょうか。

また、同じ金銭面という部分で仲介手数料も抑えられる可能性があります。新築物件の売買が行われる場合、大きく分けて2つのパターンがあります。それは物件売買に仲介者がいるかどうかです。物件所有者である売主と買主が直接取引する場合は、仲介者がいないということになるので仲介手数料等は発生しません。しかし多くの物件の場合は仲介者が入ります。仲介会社が広告や現地販売などを行って世間に情報を開示します。これによって買主と引き合わせることで売買が成立します。そのために仲介手数料が発生するのです。この仲介手数料は上限は決められていますがそれよりも低い額で請求することには何ら問題はありません。なので仲介手数料を抑えられる可能性は高いのです。

設備の故障が起きにくい

新築は設備ももちろん全てが新品です。新品ということは故障も起こりにくいのです。設備も決して安いものではありません。そう簡単に故障となってしまうと修理代も馬鹿になりません。いずれかは修理が必要になる時が来るとしても、それが一年先のことなのか、十年先のことなのかには大きな違いがあります。なので故障をできるだけ心配しなくていい新築は安心なのです。中古物件ですとどうしても設備も中古品ということになってしまいます。

部屋の中をリフォーム済みといっても設備を全て入れ替えるかというとそんなことはありません。物件によって違いは出てくるかと思いますが、ほとんどの中古物件では設備は中古品となるのです。中古品となるとどうしても故障するのが早い時期に起きてしまうのではないかと思います。いくら見た目は綺麗にして引き渡してもらったとしても中古品ということに変わりはありません。今は良くてもそのうちにボロが出てきてしまいがちなのです。そういった点だけを考えると、新築の方が設備の故障が起こりにくく安心して長く住めるのではないでしょうか。

また新築は保証期間が長いです。すべての新築は「住宅品質確保促進法」により10年間保証されます。これは柱や梁など住宅の構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分に適用されます。家は正直住んでみないとどういう部分に不具合が出てきてしまうかわかりません。新築だからといって全てにおいて絶対大丈夫ということは有り得ないのです。なのでこうした保証期間が付いているというのは大きなメリットとなるのではないでしょうか。今は良くても先にどうなるかわかりません。なので少々値段が張ることになっても、保証期間などを考慮すると新築は決して高くない買い物なのではないかと思います。

まとめ

誰だって新しい物の方が気持ちがいいに決まっています。家となると尚更なのではないでしょうか。新築ならではのメリットも多くあります。誰も住んだことのない家に自分たちが初めて足を踏み入れ、自分たちの思い出の詰まった家に仕上げていくのは何とも言えない喜びがあるのではないでしょうか。