不動産売買は仲介手数料無料で出来る!?その秘密とは

仲介手数料を無料にできるならもっと早くそうしてくれたら良かったのに、と考える人もいるでしょう。しかし世の中のIT化なくして仲介手数料無料は実現できなかったと思われますから、今だからこそできることと言ってもいいかもしれません。仲介手数料とは一体何なのか、どうしたら自身の売買契約の諸費用を節約することができるのかについて探っていきたいと思います。

そもそも仲介手数料とは何なのか?

仲介手数料とは読んで字の如し、不動産売買の仲立ちをしてくれた不動産会社に対して売主や買主が支払うものです。仲介業務にはどのようなものが含まれているのか見ていきましょう

建物や土地を売りたいと不動産会社に相談に行った場合、担当者は実際にその物件を見に行って購入者を募るための効果的な宣伝活動を考えます。この宣伝活動にはいくつかの方法があり、ひとつは自社で物件を探している購入希望者にあてダイレクトメールなどを送ってお知らせするというものです。ふたつめは新聞の折り込みチラシなどの印刷物という形で消費者に届ける方法。印刷物の作成には、印刷会社と交渉を重ねる必要がありますし、直接ポストに入れるのならそのための人員を確保しなければなりません。

現在はIT化が進んだことによりインターネットに広告を載せることが可能になりました。そうすればその部分の手間と費用は省けるようになったと言えるのですが、インターネットが普及したと言っても実際に広告に目を通してくれるかどうかの保証はなく、やはり並行してチラシ作りも行っていく必要があるようです。

次に、買主が見つかった場合を見ていきます。今度は売主と買主を引き合わせて物件を見に行く算段をつけたり、両者の間に立って価格の交渉を進めます。この段階ではまだ支払いの義務は生じていません。少しずつ話が進んでいって売買契約することになってはじめて発生することになるのです。

晴れて売買が成立したら、売買契約書の作成や重要事項説明などを行ったり、法務省へ赴いて不動産登記の手続きの代行を行います。こうした労力に対して支払われるものが仲介手数料ということになるのです。

会社によって仲介手数料が大きく違うワケ

宅地建物取引業法によって上限が定められている仲介手数料ですが、その金額は依頼する不動産会社によっても違ってきます。つまり、上限を上回る額を請求しない限り金額についても支払いのタイミングについても法的な規制はありません。

同じ取引の売主と買主を顧客としている不動産会社が両社から仲介した費用を受け取るのか、それとも片方だけ仲介手数料無料にするのかでも大きな違いが出てくると思います。また契約が成立した時点や物件の引き渡しの時点で一括して支払わなければならないのか、契約成立時と引き渡し時の2回に分割して半額ずつ支払うことになるのかという支払いの時期でもお金の工面の仕方は変わってくるかもしれません。

不動産会社によって仲介手数料が違ってくるのはその会社の営業方針が大きく関わっているようです。昔ながらの経営方法を続けているような不動産会社なら業務に対する正当な報酬として仲介手数料を上限ギリギリまで請求してくるかもしれませんし、それよりも物件の回転率を上げようと考えている不動産会社なら様々な条件で手数料の値引きを提案してくるかもしれません。

たとえばその物件の取引業態によって無料や半額になるケースもあるそうです。物件を公表してから成約までの期間が短ければ、不要になったその分の人件費などを考慮して仲介手数料が割引になることもあると言います。

このように様々な条件によっても仲介手数料の金額は変化してくるのです。不動産売買のように大きな金額を目の当たりにしていると段々感覚が麻痺してきて数十万円が大したものではないかのように思えてしまうかもしれません。しかしここはしっかりと目を光らせて諸費用を節約していってほしいものです。

仲介手数料無料の会社の見つけ方

不動産売買をしようと思ったら、まずはインターネットで情報を集めることが多いと思います。売るにしても買うにしても、不動産の価格以外の実体のないような諸費用は極力抑えたいと考える人は多いのではないでしょうか。「仲介手数料無料」と検索すればたくさんの不動産会社が出てくると思いますが、その中にはあまりお勧めできない業者も含まれているようなので注意が必要です。仲介に対する費用が無料なのだからと顧客をぞんざいに扱うという業者につかまらない為にも、安心して任せられて手数料も無料になるという良心的な会社の見分け方を覚えておきましょう。

まず、物件を売りたいと考えた時の注意点です。実際に物件を見て査定してもらった時に希望に近い金額を提示してもらえなかったとします。そのような時にその理由について納得のいく説明を受けたかどうかで判断しましょう。納得いく説明がなくごまかしたり不誠実な対応をされていると感じたら、他の不動産会社を探すことをお勧めします。

では査定の段階はクリアできたとして売却を進めてもらうことになったとしましょう。しかしいつまで経っても売れる気配がなく、交渉する機会さえなかったとしたらその会社が積極的に販売しようとしていないと疑ってみた方がいいかもしれません。そのような会社は売主の立場を優先させていない可能性があるのです。

インターネットでは無料と書いてあるのに、後々色々な理由をつけて割引率を低くしてくる場合も要注意です。少しでも不信感を抱くようなことがあったら、その不動産会社からは手を引いた方がいいでしょう。売買契約が成立する前なら仲介手数料が発生することもないのです。

次に物件を購入したいと思った時に注意してほしいのは、大袈裟に売り込んでくるような会社はあまり信用できないということです。インターネットの検索などで気になる会社を見つけたら、問い合わせをした時のレスポンスの速さや担当者の経歴、資格などを見て判断することをお勧めします。

まとめ

以上のような点に注意すれば不動産売買に必要な諸費用は節約することができるのです。良心的な不動産会社を厳しい目で見極めることができたら、たとえ仲介手数料が無料になっても無事に売買契約を完了させて物件の引き渡しまで済ませることができるのです。事前にその仕組みを理解して、上手に不動産を売買しましょう。