【2021年版】東京ではじめてのお部屋探しを成功させるには

  • 記事公開日:2020/05/19
  • 最終更新日:2021/11/01
賃貸裏ワザ2

はじめて地方から東京に出てくると、ほとんどの方がビルの多ささに驚き、自分が住むお部屋探しをすると、その数が無限にあるように思ってしまうかもしれません。その中から自分の理想に合った物件を見つけるには、しっかりとした準備が必要です。

ここでは、東京でのはじめてのお部屋探しを成功させるためにすべきことを、ポイントごとに紹介しています。

ノープランで、雰囲気だけでこれから長く住むお部屋を決めてしまうと、ほぼ間違いなく後悔することになってしまいます。

要点を抑えて行動に移すことで、たとえ失敗してもそれを最小限に抑えることができますので、これを読んで是非満足のいくお部屋を見つけてください!

場所選びの注意点

東京へ出てくる目的は人それぞれですが、すでに学校や働く場所が決まっている方は、立地条件で部屋探しをするのが一般的な方法です。駅の近くや買い物に便利なことは、部屋探しの重要なポイントですが、建物や部屋の中だけを見て契約してしまうと、部屋探しに失敗してしまうかもしれません。

駅近には落とし穴もある

駅近物件はどうしても家賃が高く設定されますので、普段車で行動する方なら敢えて駅から遠い部屋を選ぶことで、家賃の負担を抑えることができますが、はじめて東京に住むのに、マイカーを持っている方はあまりいないのが現実です。

そこで多くの方が駅からできるだけ近いお部屋を探すわけですが、東京の駅前には華やかな繁華街や商店街が建ち並んでいる場合が多く、特に都市部の駅だと多くの路線が乗り入れていることから、駅前物件だと電車の音も含めたいろいろな騒音に悩まされることも珍しいことではありません。

さらに、買い物や通勤や通学に便利ということで、大きな幹線道路沿いにお部屋を借りてしまうと、交通量が多い東京では夜中でも車の音が気になって、生活に支障をきたすことになるかもしれません。

このように、駅前のお部屋は騒音に悩まされる可能性が高いため、日中だけではなく、早朝や夜の様子も確認した上で契約を交わしましょう。

その上で、ある程度の騒音があっても、それぞれが気にならないのであれば、駅に近いほど通勤、通学を含めて交通の便ではベストな物件となるでしょう。

駅から離れた物件は帰り道の人通りや明るさの確認を

駅前だと騒音で悩まされるし、家賃も高くなるからという理由で駅から離れた場所に部屋を借りようとする方も多いですが、その場合は夜道を一人で歩く距離が長くなるため、女性の場合は特に注意が必要になります。

地方に比べて東京では犯罪が多く、通り魔事件なども頻繁に起きています。駅前に住むメリットは交通の便の良さだけではなく、常に人通りが多いことから夜中に一人で歩いていても通り間などに襲われる心配をほぼしなくてもいいということも挙げられます。

駅から離れていくと街頭の数も人通りも少なくなるケースが多いため、駅から距離がある部屋を借りる場合は、夜に現場へ訪れて、自分が通る帰り道の明るさや人通りの数を確認した上で賃貸契約を結びましょう。

お部屋選びの注意点

地方から東京に出てきて部屋を借りるときに、多くの方が感じることに、思ったよりも部屋が狭いというものがあります。

関西と関東では、同じ6畳でも広さは異なりますし、田舎暮らしでかなり広い家に住んでいた方は、あまりの部屋の狭さに恐怖さえ感じてしまうこともあるようです。

とはいえ、東京で十分な広さのある部屋を借りるためには、それなりの家賃がかかってくるので、契約してから後悔しないように、事前の調査とシミュレーションをきちんと行うことが大事になります。

内覧のときの感覚に惑わされないように

事前にしっかり準備をして内覧に臨んでも、そのときは前の住人がいない限りは、部屋の中に何もない状態ですので、思っていたよりも部屋が広いと感じてしまいます。

しかし、実際に生活するにはその中に家具や家電や生活用品をいろいろ置くことになるので、広いと感じた部屋でも予想以上に狭くなってしまうこともよくあることです。

このような失敗を回避するには、内覧するときにはメジャーを持参して部屋の隅々まで正確に計測し、必要に応じてカメラに収めて、契約前に生活用品を置いた後のシミュレーションをして、問題ないことを確認しましょう。

設備面にも注意しよう

部屋の広さ以外にも、生活する上で重要なものとして、エアコンや水回りを中心とした設備があります。最初から備え付けの設備以外にも、キッチンに置く冷蔵庫の位置やサイズを考える必要もあって、大事なのは自分のライフスタイルに備わっている設備がマッチしているかどうかです。

例えば、新しく迎える生活で料理を頑張ろうとしているのに、キッチンスペースがほとんどなくては、せっかくのやる気が失われてしまいますし、逆に全く料理をしないのに、無駄に3口コンロがついていても使い道がありません。

お部屋探しで見落としがちなのがシャワーの水圧で、賃貸には異常に水圧が弱い物件もあるため、そこを見逃して入居してしまうと、住んでいる間ずっとストレスを抱えることにもなりかねません。

費用面での注意点

地方に比べて、東京の賃貸物件の家賃はかなり高く設定されているため、はじめてお部屋探しをする方の中には、費用面で失敗するケースが多く見られます。

家賃以外にも多額な費用がかかる

お部屋探しをするときには、家賃だけに注目する方がとても多く、契約直前までいって「こんなはずじゃなかったのに!」と後悔する場面もとても多くみられます。

部屋を借りるためには、家賃の他にも敷金と礼金が必要となり、ここまでは大体の方が承知しているようですが、その他に仲介手数料保証料保険料清掃代鍵の交換費用など、いろいろな費用がかかることを知らない方も大勢いるようです。

敷金や礼金を含めて、これらの費用はすべての物件に必ず必要になるということではありませんが、一般的に契約時には家賃の5~6ヶ月分の費用が発生するとされています。

その他にも東京に出てくるときには引越し代や、新しい家具や家電や生活用品を購入するためのお金もかかりますので、新しい生活をはじめるために、トータルでどのくらいの費用がかかるのかを考えて、計画的に行動しなければいけません。

一般的に、家賃は収入の3分の1程度に抑えるべきと言われていますが、新生活をスタートさせた後のことも考えて、家賃はできるだけ安いに越したことはありません。

東京では、地方に比べて物価が高く、慣れない生活を送ることになるため、これまでは考えられなかったような不測の事態がいつ起きるかもしれません。突然の出費が必要になったときのことも考えて、貯えは少しでも多くあった方が、心にも余裕をもって新生活を送れることになります。

まとめ

はじめての東京生活でお部屋探しを成功させるためには、場所選びが重要なポイントになります。交通の便だけではなく、買い物の利便性や騒音など、気を付けなければいけないことはいろいろあります。

これから住むお部屋を選ぶ際には、第一印象だけで決めないで、今後の生活の仕方をイメージし、事前にしっかりシミュレーションしてみることが必要となります。

また、一般的に家賃は年収の3分の1程度にすべきと言われていますが、賃貸物件には敷金や礼金や仲介手数料など、家賃の他にも多額の諸経費がかかることが多いため、契約時の支払のトータルがいくらになるのかを考えて、家賃も今後不測の事態が起きても無理なく支払っていける額に抑えることをおすすめします。